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和洋折衷
和洋折衷


職人は一人前に育つまでの修行の時が長い。和竿師も若い頃から様々な下仕事を覚えていかなければならない。時の流れの速さに逆行しているような仕事ゆえか、後を継ぐ者のが減少の一途を辿っています。
このフライロッドは親方について一通りの仕事をこなしてきて独立したフライ好きの若手竿師「竿中」がお客さんの注文で作ったものです。
やはり自分でやっていることで、とても使い勝手の良いアクションに仕上がっています。
和竿師の拘りかグリップ、リールシートの辺りはもう少しの和の感覚で仕上げたかったようだ。が、繊細な2ラインのロッドに相応しく小作りなものにしてくれと頼んだ。その時の彼は半ばよそを向いていて色よい返事は帰ってこなかった。今度作る時には自分の思っているようなカタチニしてコレは良いと言わせてやるといわんばかりだった。そういった職人の拘りに、とても好印象を持った。
そんなやり取りがあってのシンプルでスッキリとした和洋折衷の出来立てホヤホヤです。
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【2005/12/27 19:06】 | Bamboo Rod | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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